【書評】堀江貴文著「99%の会社はいらない」

99%の会社はいらない (ベスト新書)

堀江 貴文 ベストセラーズ 2016-07-09
売り上げランキング : 34

by ヨメレバ

目次

第1章:日本の会社はおかしいと思わないのか?

第2章:仕事のない時代がやってくる

第3章:だから「遊び」を仕事にすればいい

第4章:会社ではない新しい組織のカタチへ

第5章:会社に属しているあなたへ

 こんな人におすすめ

・これからの日本について知りたい

・将来が不安

・会社や組織から自由になりたい

・成長したい、変わりたい

・おもしろいことにチャレンジしたい

 

どんな内容?

「99%の会社はいらない」、「だから、遊びを仕事にすればいい」

これは、「会社が無意味で無駄な場所だから、遊んで暮らしなさい。」そんなメッセージの本ではない。

今までの人たちがつくった会社や組織というシステムは、ITが未熟な時代にできたもの。ほとんどの人がインターネットやスマートホンを当たり前に使うようになり、ニーズや嗜好が変わり、行動が変わり、時間の使い方も変わってきている。それなのに、会社や組織が今までどおりのやり方でやろうとすると、様々な場面で無駄や弊害が起こる。

さらに、世の中は技術によって効率化と最適化が進み、より便利になる反面、必然的に人がやる仕事が少なくなってくる。そうなったら、どうすればよいのか?

その答えとして、「遊びを仕事にすればいい」と堀江氏は言う。

「遊びを仕事にする」とは、どういうことか?

例えば、ブロガーやyoutuberのように、元々は趣味でやっていたことが高じて収入を得るようになり、仕事とする人が存在する。

「遊び」というのは、要は「発想やアイディアが実行されている状態」のこと。

これからの時代、これまで人間がやっていた仕事を、技術が取って代わってするようになり、より多くの時間を持つことができる。そうなったときに必要な人材は、イノベーションを生む人、つまり「遊びの達人」なのである。

 

本を読んで考えたこと

クリエイティブな発想やアイディアは、それを考えただけでは意味がない。

私も色々なことを思いついてはやらないまま終わり、実行に移せないことがほとんど。そういうときって、遊び心が足りないというか、ノリが良くない。

会社勤めをしていると、決まった時間に出勤して、時間に追われている間に1日が終わっていて、「あ、今日もできなかった。」ということばかりだ。仕事や家事を言い訳にして、遊びを後回しにする。フットワーク軽く、何かを思いついたらポンポンと実行に移す。その時間は意識しないとつくることは難しい、だからつくる。「このままでいい」と思っている限り、新しいものは生まれないし、環境が変化するのに、変化しないということは衰退でしかないから。

人は変わるのが怖い。周囲の人や環境が変わるのも怖いし、自分自身を変えることも億劫だと感じる。しかし、人はずっと同じものだと飽きるし、常に新しい刺激を心では求めているもの。それなら会社の古い体制や方針にぶら下がってないで、自分でやっちゃおうよと思う。(そうやってやり始めると、面倒な仕事まで押し付けられてしまうんだけど…泣)

この本は、HIU(堀江貴文イノベーション大学)の宣伝のような本だが、日本をイノベーションするための「遊び」とはどんなものか、HIUの構想に至るまでの背景、楽しみながら学ぶことの意義がわかる内容になっている。

年配受けの悪い堀江氏だが、同世代の人たちには是非一読してもらいたい。そして一緒に頑張りたい。

第2章までは、これからのビジネスの見通し、会社という組織形態の無駄が、沢山の事例と共に紹介されている。日常的に「この会社(業界)のやり方や慣習は時代に合ってないな」と考えながら働いている人は、確認程度にサラッと読み流してOK。

「今の会社以外で働くなんてあり得ない」、「今の職場がなくなったら困る」という人は第1章からじっくり読んで、自分の会社が1%の会社なのか、自分の仕事が将来なくならないか、よく考えてみてほしいと思う。

 

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